外は雨、故郷を離れる

お久しぶりです。この1ヶ月、新居の準備や引越し作業などに集中しておりました。

いよいよ明日、住みなれた九州を離れます。

 

移住の理由は、ひと言ではっきり言えないのですが、40代半ばを迎えて第二の人生を考えたこと、身内の近くにいて安心感を得たかったこと、今まで九州でしか暮らしたことがないのでなんとなく新しい生活もいいかなあと思ったこと、など。

関東への移住を決めた昨秋、「いざ九州を離れる日は何を考えているだろう」と想像していました。

九州がイヤで離れるわけではなかったので(むしろ大好き)、その日が来たら後悔するんじゃないか、先の生活が不安でたまらなくなるんじゃないか、もしそうなったら移住をやめようか、とも考えていました。

 

そして今日。外は雨。

家の片付けを終え、明日の引越しに備えて、近くのホテルの窓から眼下に流れる光のラインを眺めています。

新天地では生まれて初めて小さな中古マンションを買いました。それもあって今日までの1ヶ月は特に、スムーズにいかないことも多くて。

だけど、今は不思議なくらいスッキリ清々しい気分です。

心の中に広がるのは「感謝」。

今まで私を育んでくれた、土、空気、水、そして人・・・すべての存在に「ありがとう」の思いでいっぱいです。

何かの縁でここに生まれ、ここで育ち、ここで働き、ここで生きた。思えば奇跡のような出来事でした。

 

そして故郷を離れる覚悟も芽生えてきました。

友のおかげでもあります。

先日久しぶりに一緒に旅をしてきました。たまにしか会わないけれど、深い話を共有できる彼女と過ごしているうちに、背中を押してもらったようです。

ありがとう。

故郷を離れるけれど捨てるわけじゃないですものね。懐かしい景色を一瞬も見逃すまいと必死に車窓を眺めていたの、気づいたかしら。

 

夜も更けてきました。
車のライトはまだ光り続けています。
雨はさらに激しく。

本当にありがとう。またいつか。