退職話その後。「辞められない」のか「辞めない」のか。最後は自分を守る選択を

「体がきつくて今の施設を辞めようと思う」という記事を書いたのは2ヶ月前。
(→デイサービスを辞めようと思う

この記事を書いた時は、もう辞める!と決意し、実際施設側や派遣会社にも意思を伝えたんですが、慰留されたこともあり心境は揺れに揺れていました。
(→利用者さんに学ぶこと。ありがたくて退職の決心も鈍る日々

利用者さんと接するのは楽しいし、半年も経たないのに辞めるのは逃げじゃないか、私が抜けたら他のスタッフが困るんじゃないか・・・

40歳を過ぎてから転職した仕事です。これでいいのか、わがままなんじゃないかと葛藤する日々が続きました。

それでも働き続けた中で芽生えた違和感

迷いながらも働き続けていたら、別の介護スタッフが退職することになり、ますます辞められなくなりました。

私も若くはないので、「私がいなくても会社は回る」「私でないといけない仕事はない」そんなことはわかっているつもりでした。にもかかわらず「今は辞められない」その思いがどうしても抜けませんでした。

でも・・・どんどん苦しくなっていきました。朝起きる時、長時間の会議、私語の多いスタッフを見た時。「私はきつくても頑張っているのに」そんなことが頭を過ぎることもありました。

私に今必要な時間は何なのか、本当にいたいのはここだろうか。だんだん違和感が大きくなっていきました。

抜けられない迷路

派遣会社や施設には退職(契約終了)の意思は伝えていたものの、状況が二転三転していたこともあり、はっきりした方向を示せずにいました。

そんなある日、介助中に腰を痛めてしまいました。数週間前に痛めていたところをもう一度やってしまって、今度はちょっとマズイ感じです。介助ができる状態ではありません。「こりゃ無理だ」と、ここでようやく休むことになりました。

安静がいちばんの薬だと思ったので、このまましばらく休むか辞めるかしたいと思ったのですが、ここで何と別のスタッフが入院することに。

まったく、どうなってるんだ・・・

またもや辞めるどころか休むこともできなくなり、毎日体にムチ打つように出勤しました。体調に配慮してもらい、軽い業務に変えていただきましたが、それはそれで苦しいもの。抜けられない迷路にはまったような気分でした。

私の選択が間違っている

入院したのはとても仕事ができるスタッフだったので、彼女の不在で利用者さんが不安にならないようとにかく必死でした。

幸い入院は数日ですみ、1週間後に復帰されましたが、その頃には私はもう身も心も疲れ切っていました。体の状態をカバーするだけの気力も尽きてしまったと感じました。

「もうダメだ。今ここでは私は役に立たない。役に立たないということは、私の選択が間違っているということだ」

私はようやくはっきりと施設側に辞めますと伝えました。

今回は施設側も受け入れてくださって(前回は慰留された)、今月いっぱいで辞めることになりました。

誰かがスイッチを切ってくれた

誤解のないよう言っておくと、今回のことで「やっぱり介護職はきつい」「施設側が悪い」と言いたいわけではありません。どういう条件下でも辞める人は辞めるし、実際スタッフ入院中でも休みをとる人もいました。「辞められない」「休めない」と思って出勤を続けたのはあくまで私個人の判断です。

でもね、やっぱり自分のことは自分が大事にしなくちゃいけないんですよね。

今回は「あんまりひどいからスイッチ切ってあげたよ」って誰かに言われたような、そんな不思議な流れを感じたのでした。

守るのは自分

今回改めて自分のために選ぶことの難しさを感じました。そもそも苦手なんでしょうね。ブログのタイトルにしてるくらいなので(笑)

今も腰は痛くて、もっと早く去る決意をしていたらここまでならなかったかもしれません。そう考えると、私はあの時何を守りたかったんでしょうね。

組織や社会の中で自分を貫き通すのは難しいことですが、時に自分を守る選択は決して間違っていないと思います。感覚的に違うと思ったら、潔く方向転換。自分だけは自分を大事にしてあげたいものです。

ありがとうございました。