目指せ、ミゾイキクコさん

「コンピューターおばあちゃん」「ツイッターおばあちゃん」と呼ばれている女性をご存知ですか?

その名は、ミゾイキクコさん。

最近ではメディアにもとりあげられておられるのでご存知の方も多いかもしれませんね。

Twitterはフォロワー数9万人と大人気(記事作成時)。

1934年生まれ、御年83歳だそうです!

これからの時代の高齢者の在り方として、見習いたい点が多々ありましたのでご紹介します。

ミゾイさんがいう「高齢者こそ」に共感

デイサービスで利用者さんと接していて、

「この方たちがインターネットを使えたらいいのになあ」

と思っていました。

そんな時に出会ったYahoo!の記事。

高齢者こそこうした機械を使えるようになったほうがいいのになと思いますね。ほら、年をとるとどんどん体が動かなくなってくるから。指ひとつで本も読めるし、買い物もできるし、情報も得られる。オレオレ詐欺の電話もかかってこない(笑)。

おー!

まさにこれこれ!!

約2年前の記事ですが、この時点でミゾイさんが保有している端末はiPadやSurface、Kindleなど11台。

買い物や読書の他にも、音楽聞いたりドラマ見たりの充実っぷり。

でもこれ、家の中でできることですからね。

家にいることの多い高齢者こそインターネットと相性がいいなあと感じます。

ミゾイさんのような方は多い?

ミゾイさんのインターネット歴は、2001年頃からとのことですが、この年代の方では珍しいのではないでしょうか。

うちの施設の利用者さんだと、タブレットどころかスマホをお持ちの方も少ないです。

よっぽど好奇心行動力を持ってないと、インターネットに接することもなかったでしょうね。

必要ない生活をずっとされてきたわけですから。

ミゾイさんは興味を持って独学で使いこなせるようになったんだそう。

自分で本を買ったり、インターネットで調べたり。

そういう意味でもミゾイさん素晴らしいなあと思います。

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高齢者こそインターネットをした方がいいと思う理由

指ひとつで広がる選択肢

利用者さんこそネットをと思ったのは、記事にあるように「指ひとつで本も読めるし、買い物もできるし、情報も得られる」から。

足腰が痛いとか、歩くのがつらいとか、ミゾイさんも仰っているように年をとるとどんどん体が動かなくなっていきます。

1日中家にいてやることといえば、起きてご飯食べてテレビを見て昼寝して・・・

食べたいものがあっても買い物に行けないから我慢する。

そういう利用者さんは実にたくさんいらっしゃいます。

言い換えれば、そんな未来は誰にでも起こりえるということ。

指ひとつで選べる世界を持っておくことは合理的だし、とても救いになる気がします。

つながる時間

まずは朝起きてツイッター開いて、@にきているものに返事をして。次に、自分の考えをつぶやきます。そして次に、情報収集をして、いいものがあればアップする。夜中に目が覚めてもツイッター見てますね。だから眠れなくても辛いとおもうことはないんです。目が覚めたらツイッターができるから、眠れないときも辛いなんて思わない。眠れなくて困ったことなんて、ないんです。

これを見る限り、ミゾイさんお忙しい・・・というかいつもすることがある。

なんせフォロワー数9万人超えですからね。

ツイート数なんて、

デイサイービスにきている利用者さんにこんな忙しそうな方はおられません。

1日中、どちらかというと暇を持て余しておられます。

することがないって結構きついですよね。

しかもそれが毎日だったら・・・

それに、ミゾイさんのように「眠れないときも辛いなんて思わない」という方も珍しい。

高齢者はどうしても活動量が落ちるので眠れないという方は多いです。

眠れないと体がきつい。

だから普通は眠れないと辛いんですが、ミゾイさんはその時間も有効に使っておられる。

利用者さんを見ていると、年をとってから家族や友人に会うことは難しくなっていくように感じます。

その寂しさはオリのように心の隅にたまっていく。

どこかの誰かと、時間を問わずにつながれることが、日々の力になることもあるのではないでしょうか。

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自分で結末をつけられる人生

たまたま先日、ミゾイさんがTVのインタビューに出ておられるのを拝見しました。

「旦那さんに頼りっぱなしだった女性は、旦那さんが亡くなった後自分で何もできなくなる」

というような話だったのですが、その中で仰っていたのが、

自分たちで結末をつけられる人生でないと困る。それを若い時に気がついてやりたいことやらないとダメ。

ミゾイさんは、自分の力でインターネットという新しい世界に飛び込み、駆使するまでになられました。

ネットやPCはもう当たり前のツールだと思われますが、私の周りの40代介護スタッフたちはIT苦手のアナログ派が多数です。

まだまだ「ネットで買い物できない」「ICカードじゃなくて切符」っていう世界なんですね。

知らないものは知らない。

今のままでいい。

AIやフィンテックなどの新しい技術が急速に発達している今、このままの姿勢では大きなデメリットとなるでしょう。

大事なのは、ネットでもなんでも自分で切り開く力

自分で結末をつけられる人生を送るためにできることはなんなのか。

普段接している利用者さんからはあまり感じられることのない、ミゾイさんの眼の力強さに、ひとつの在り方を見せていただいたような気がしたのでした。

目指すぞ、ミゾイキクコさん!