利用者さんに学ぶこと。ありがたくて退職の決心も鈍る日々

私が勤めているデイサービスは、認知症の方も多いですが、ご高齢でクリアな方も結構いらっしゃいます。

足腰が弱っていたり、耳が遠くなられてたりはありますが、人生の大先輩たちとの会話は私の楽しみのひとつです。

利用者さんに学ぶ

仮にAさん(女性)とします。

時々入浴介助を担当させていただきますが、姿勢も良く、肌も綺麗。

いつもニコニコと穏やかで、オシャレにも気を使っておられます。

そんなAさん、先日90歳になられました。

本当にびっくりしました。

10歳は若く見えます。

少し前にAさんから、以前は杖歩行だったことを聞いていました。

運動や機能訓練を頑張って、自立歩行(しかも早い)ができるようになったんだそうです。

え?今90歳ってことは、運動を頑張ったのは80代後半のこと?!

そしてAさん、とても聡明な感じがします。

たくさん話されるわけではないけれど、周りのこともよく見ておられるし、出すぎず引っ込みすぎず、という節度ある佇まいも感じます。

生きる秘訣

90歳になられたAさんに聞いてみました。

Aさんのように、歳を重ねていく秘訣はなんですか、と。

Aさんの答えは、

「そうねぇ・・・。ストレスをためないことかしら」

接していて思うのですが、Aさん、決して楽天的な方ではないと思います。

むしろ細かいことに気がついてストレスがたまっていくタイプ。

そんなAさんの「ストレスをためない」の言葉に、私はAさんの聡明さを改めて感じました。

この日はとても忙しかったのですが、途中、何度もAさんとの会話を思い出しました。

心の支えになったことは言うまでもありません。

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ありがたい仕事。揺らぐ決心

40代半ばの私にとって、90歳前後の利用者さんは私の人生の倍以上を生きてこられた大先輩。

先達の言葉は宝です。

利用者さんの介助をしていると「ありがとう」「ごめんね」とよく言ってくださいますが、考えてみれば、そんな方たちのお世話をさせていただけるなんて、本当に貴重ですね。

勉強させてもらっているのはこちらの方。

つくづくありがたいです。

実は私、体力的なことなど諸事情から今の施設を辞めようと思っていて、派遣会社や施設側にも伝えてあるのですが、慰留されています。

施設長には条件面の変更まで提示してもらっているのですが、自分のことや周りのスタッフのことを考えると簡単に「はい」とは言えず・・・。

五里霧中、暗中模索の日々なのですが、こんな風に利用者さんと話したりすると、どうにも決心が揺らぐのです。

考えても結論が出ない時は、私はあえてほっとくことにしているんですが、今回は難しいなあ・・・。

大好きな人生の先輩たちが私の日常からいなくなるのは寂しい。

一方で、体を休めたいのも事実。

あぁ、難しい。

難しい。。。