転ぶ人、転ばない人

先日、利用者さんが転倒されました。

施設内を普通に歩いてて、自分で自分の足に引っかかられたようです。

この方、自立度が高いし、意識高い系というか身なりもすごくオシャレ。

転倒からはいちばん程遠いと思っていた方なんですけどね。

わからないものです。

転ぶ人にありがちなこと

私、仕事は入浴介助がメインなんですが、入浴といえば転倒がつきもの。

とにかく気をつけてます。

で、利用者さんを見てて思うのが、

転ぶ人は何回も転ぶし、転ばない人は全然転ばない

自立度とか身体状況もあるでしょうが、かといって足腰に痛みがあったり、杖をついている方でも転ばない方は転ばない。

で、もう1つ気づきました。

「ここにつかまって」「座って着替えて」と何度言っても変わらない方は転倒が多い。

自分が転ばないと過信しているのかもしれません。

「大丈夫大丈夫」

「昔から足腰だけは強いから」

よく耳にするセリフです。

明らかにふらついてるのに、そうおっしゃる方もいます。

転ばない人は

一方、転ばない人は、動作がとても慎重です。

動作が1つ多いとも言えます。

座る前に手をつく、立つ前につかまるところを探す、のように。

そして、転倒したらどうなるかというリスクを考えておられます。

どうなるでしょうか。

入院したり、できてたことができなくなったり、痛みが増えたり。

「転倒したら終わり」なんて言い方をされる人もいらっしゃいますね。

「終わり」はオーバーかもしれませんが、打ち所によっては長期戦になる場合もあるということをよく理解されています。

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今を生きる

思うに、両者の違いは今の自分を受け入れているかどうかからくるのではないでしょうか。

今を生きている、というのかな。

転ばない方は、加齢とともに衰えていく身体と上手に向き合っておられます。

着替え、歩行、入浴。

慎重すぎるくらい、動作が本当に丁寧で上手です。

逆に転ぶ方は、「自分はまだ大丈夫」と思ってる節が多いような。

寂しさとかもあったりするのかなあ。

ちょっと拗ねている雰囲気を感じることもあります。

日常の動作って長年のくせになっているので、変えるのは簡単ではなかっただろうと思います。

でも、変化する自分を受け入れて、行動を変えていく。

 

あぁ・・・そっか。

これって生きていくってことですね。

転倒から学ぶ人生、なのでした。