入浴介助で気をつけていること

私は今、デイサービスで入浴介助を担当しているのですが、普段どういうことに気をつけて介助しているかについてまとめたいと思います。

うちの施設は広さこそありますが、浴室にリフトもなければ、浴槽も高い。

自立度の高い利用者さんが多いので、あえて家庭の浴槽に近い設備にしてあるそうです。

介護施設としてはオーソドックスなやり方ではないかもしれませんが、ご家庭での入浴介助にお役に立つことがあるかもしれません。

まだまだこの業界に入って数ヶ月足らずの若葉マークですが、お役に立てれば幸いです。

【最重要】転倒防止

入浴というのは、とにかく転倒が起こりやすい行為です。

(例)
・脱衣・着衣・・・片足で立ってズボンを履こうとする
・浴室・・・床が滑りやすい、ふらつき
・浴槽・・・浴槽をまたぐ時

自立を促すためにご本人にできることはしていただきますが、「座って着ましょう」「手すりにつかまりましょう」と細かく声かけをしています。

また、浴槽をまたぐ時や湯船につかる時など、ご本人だけでは不安定な場合は、背後に立ったり体を密着させたりして、万が一倒れてこられても支えられるよう体勢をとっています。

【最重要】コミュニケーション

「裸の付き合い」なんて言い方がありますが、お風呂って相手との距離感が近くなる場所のような気がします(厳密にはこちらは服着てますが^^;)。

ご本人の健康状態や不安に思っていることなど、ポロッと聞き出せたりすることもあるんですよね。

ただ、できれば明るい気持ちでいてもらいたいので、楽しい会話を心がけています。

「楽しかった」「お風呂に入ってよかった」

そう思ってもらえる入浴介助を目指しています。

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入浴の具体的な注意点

利用者さんの体調

体調によっては、シャワー浴にするとか入浴中止の場合もあるので、入浴前の会話は欠かせません。

また、いつもはしっかり歩ける人でもふらつくことがあったりするので、転倒防止のためにもしっかり観察します。

脱衣所の温度

一般的に、浴室と脱衣所の温度差はあまりない方がいいと言われています。

体の負担になりますからね。

なのでその原則は守るのですが、ちょうど今の時期(5月)は難しいですね。

暑いという人もいれば、寒いという人もいる。

不快にならない程度というのも大事なのかもしれません。

打ち身や引っかき傷などの新たな傷はないか

入浴時は、全身をチェックできるチャンスです。

新たな傷もそうですが、すでにあった傷も悪化していないか、などを観察します。

お湯の温度

うちの施設は個浴なので、ご本人のご希望の温度にすることができるのですが、これが本当に人それぞれ違う!

体調や天候などによっても違うので、毎回ご本人への温度の確認は行うようにしています。

また、シャワーを使う時も、自分の手で温度をみてからご本人の好みも含め調整しています。

洗い残しはないか

特に、陰部足先など、清潔を必要とする場所は気をつけて洗いますが、その他にも、太めの方のお腹周りなども気をつけるようにしています。

自立されている方には、できる範囲でやっていただいていますが、その場合も洗い残しがないかチェックしています。

すすぎ残しはないか

すすぎも大事です。

特に皮膚が弱く炎症になりやすい方はしっかり洗い流します。

浴槽に入る時

浴槽をまたいで入る時と入ってからしゃがむ時は、ご本人にとっても恐怖の大きいところです。

自立具合にもよりますが、できるだけしっかり支えて万が一の転倒にも備えています。

浴槽から出る時

前述したように、浴槽をまたぐ時は要注意なのですが、さらに入浴後はふらつきがある場合があります。

また、お湯につかって気持ちよくなるのか、入浴後は慎重さが少なくなる方が多いような感じがします。

声かけしながら、安全に配慮します。

水分補給

自分から水分を要求する方ばかりではないので、そういう方には積極的に水分補給を促します。

そう思いながらやっているとどんどん水分を与えてしまいそうになりますが、逆に水分摂取制限のある方は要注意です。

 

大事にしたいことはたくさんあるんですが、現実は時間に追われてバタバタと・・・なんて日もたくさんあります(汗)

施設の運用方針や設備状況、ご本人の自立度によって全然違う部分もありますよね、きっと。

もっともっと勉強していきたいと思います!