介護福祉士になるには。実務経験からの取得ルートを調べてみました

介護職員初任者研修を受講して数ヶ月。現在デイサービスで働いていますが、ゆくゆくは上級資格をとりたいと考えています。

中でも、国家資格である介護福祉士はぜひ取得したいところ。受験資格の改正で新しくなった実務経験からの取得ルートを調べてみました。

(参考:(公財)社会福祉振興・試験センター

介護職員初任者研修

  • 取得期間:約1ヶ月〜
  • 取得費用:いろいろ ※キャンペーン・自治体補助など多い
  • 受験資格:なし

介護の入り口とも言える資格。

基礎的なことを学べるので、私が取得したスクールでは介護職員を目指す人以外にも、自分の親の介護のために学んでいた人も多かったです。なので、年齢・性別も様々。そこは全然気にする必要はないと思います。

介護福祉士の受験に必要な資格ではありませんが、将来介護の可能性がある人は勉強しておいて損のない資格です。

問題の費用ですが、最安0円からとれるでしょう。

ハローワークの職業訓練や自治体の就労支援など公的補助もあります。

また、派遣会社を併設しているスクールだと、修了後の派遣登録を条件に受講費用がキャッシュバックされる場合も。

こうなると、どうやって選べばいいのか迷うところですが、私がもう一度通うなら、通いやすいところ・規模が大きめのところ を選びます。

介護を初めて学ぶ人や久しぶりに勉強する人は、授業を受けるだけでも頑張りが必要です。家から近いとか、少し遠くても近くにお気に入りのカフェがあるとか、通うこと自体が苦にならないところがいいでしょう。

次にスクールの規模の大きさをあげた理由ですが、それは実習があるからです。

私がアクセスの良さで通ったスクールは、小規模で部屋も狭く実習用品もあまり数がなかったので、順番待ちの時間が多かったり、スペースが取れなかったりしました。どうやら実習の項目も少なかったようです。

実習で使う介護用品は多岐にわたるし進化も早いので、小規模のスクールでは対応が難しいんでしょう。

受講内容は都道府県ごとに要項が決まっているので大差つきません。その要項に対してどういう授業が組めるか、スクールのキャパで変わることがあるということですね。

介護は頭で考えるより体で覚えることの多い分野です。できれば充実した設備の中で体験した方が受講の効果は高いだろうと思います。

ちなみに、修了時に筆記試験がありますが、普通に受講していれば合格できる内容です。

私も久しぶりの試験に不安がありましたが、講師の方もポイントを教えてくださるし、結果全然心配無用でした。

こちら↓見やすいです。都道府県ごとに主なスクールの資料を一括請求できます。


実務者研修

  • 取得期間:約6ヶ月〜
  • 取得費用:保有資格によって異なる ※初任者研修より高い
  • 受験資格:なし ※初任者研修未受講でもOK

実務経験からの介護福祉士受験には実務者研修の修了が必須です。

学習内容での特徴は、たん吸引などの医療的ケアを学ぶことです。また、保有資格によって免除になる科目もあります。

全般的に初任者研修よりも広く深い内容になっているようですね。私が初任者研修を受講したスクールでは実務者研修も行なっていましたが、無資格・未経験よりは、すでに介護職として働いているか初任者研修を受講していた方が理解しやすいと言われました。

ちなみに受験資格が改正される前は、実務経験3年のみで介護福祉士が受験可能でした。第29回(平成29年1月)試験から実務者研修が必須になっています。これだけが要因ではないでしょうが、介護福祉士の合格者数は大きく減っています。

◆過去記事 介護福祉士の合格者数が4割減。受験データを昨年と比較してみました

介護福祉士【国家資格】※実務経験からのルート

  • 受験資格:実務経験3年(従業期間1095日以上・従業日数540日以上) + 実務者研修

「従業期間1095日以上」の従業期間は、在職期間のことで休職期間を含みます

「従業日数540日以上」の従業日数は、実際に働いた日数のことで有給や研修の日は除きます

「1日の勤務期間は問わない」とのことなので、単純に日数のみの計算になりますね。

また、実務経験の対象となる実務内容ですが、

「次に掲げる「施設・事業」において『介護等の業務に従事したと認められる職種』欄に該当する方(主たる業務が介護等の業務である方)」

1 児童分野
2 障害者分野
3 高齢者分野
4 その他の分野
5 介護等の便宜を供与する事業

とあります。それぞれの分野について施設や事業の種類が掲載されています。

大事なところなので、(公財)社会福祉振興・試験センター・受験資格でよくご確認くださいね。

ちなみに、試験は例年1月下旬で、平成29年は1月29日(日)でした。実務経験ルートは実技試験免除なので、筆記試験のみとなります。

1月の試験を受けるまでに、実務者研修を修了していなければなりません。受講には半年程度かかりますし、介護福祉士の受験前はそちらの勉強に集中したいところなので、実務者研修は早めにすませておきたいところですね。

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なぜ上位資格を目指すのか

3つの資格について書いてきましたが、そもそもなぜ介護福祉士を目指したいのかというと、理由は3つ。

1つ目は、お給料が上がるから。

介護職は資格手当がある場合があります。時給制なら時給UPですね、少しでもお給料が上がるんであれば、資格とっておくのがいいですよね。

2つ目は、転職の際、有利だから。

私はまだ介護職としてデビューして間もないですが、スクールの講師や今一緒に働いている人など多くの介護職の方の話を聞いてきました。

その中で感じたのは、介護職は転職が多い!1つの施設でしか働いたことがないという方はいませんでした。みなさん、いろんな事情で転職を繰り返しておられます。

転職の際には、自分を客観的に説明できる指標として資格はとても有効ですよね。

施設側としても、任せられる範囲を想定できます。例えば、サービス提供責任者は実務者研修以上なので、そういう人材を選んで雇えば効率的ですし、採用時の情報の乏しい段階などでは、「介護福祉士です」といえば何ができるか説明しなくても信頼性が高いのではないでしょうか。

3つ目は、自分の知識が向上すると利用者さんのメリットになると考えるから。

私は今、自分が未熟なために利用者さんの負担を増やすことがあります。もっと知識や技術を身につけ、うまく対応できるようになりたいと日々葛藤しています。

この仕事を続けている限り100%満足することはないのかもしれませんが、利用者さんのためにも自己研鑽を続けていきたいと考えています。