40代未経験から介護職デビュー。感じたこと、これからのこと。

私事ですが。先日、介護職としてデビューしました。

前職は事務職。福祉業界は初めてです。

今まで20数年働いてきて、ちょうど折り返し地点を過ぎたあたり。残りの数十年は違うことを経験したいなあと思っての転職です。

介護職を選んだ理由は、いろいろあります。

長く働けて、いろんな働き方があって、どこでも働けそう(ニーズも含めて)。

なんとなく福祉業界が自分に合っていそうなことも自覚していました。

また先々のことを考えると、人と接する仕事が望ましいと考えていました。

仕事って社会と関わりやすいので独り身には心強いです。他にも上級資格を目指せるとか、自分の親の介護のことを考えたりもしました。

まあいろいろありますが、そんな風に思ったのは割と最近で、初任者研修の資格をとったのも今年になってから。

そこからいよいよ介護職としてデビューする日が来ました。

行くまでは不安で仕方なかった

Wワークをしようと思っていたので最初から派遣一本でした。

数社面接に行ったのもあって、実際に働き始めるまで1ヶ月かかったんですが、まずこの期間に不安が増していきました。

時間があると余計なことを考えてしまいます。

別の派遣会社に登録した方がよかったんじゃないか、未経験だからスムーズにいかないんじゃないか・・・と。

ようやく施設が決まってからはあっという間でしたが、前の晩は全然眠れませんでした。

利用者さんにちゃんと接することができるかという介護の実務に関する不安ももちろんありましたが、それよりもこの仕事がダメだったらどうしようという不安が大きくのしかかりました。

結局、1時間ほどしか眠れずに朝を迎えました。

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介護実務は意外と抵抗なかった

最初の派遣先として選んだのは、デイサービス。利用者さんは自立度が高い方が多いです。

入浴介助、というか脱衣所での介助をさせていただきました。

自分の祖父母の着替えさえしたことないのに、他人に触れられるのだろうか・・・と心配でしたが、やってみるとそんな戸惑いはどこ吹く風。

時間に追われながらも、どうやったら利用者さんに負担にならないよう脱がしてあげられるか、着せてあげられるかを考えるのに必死でした。

だってもう、全然上手にできないんです。靴下を履かせるだけなのに、ちょっと濡れてるだけでうまくできなくて。

初めてだからうまくできないのはわかっています。

それでもちょっとでもコツを盗もうと、先輩の動作に目を光らせていました。

難しいのは視野の広さと観察力

事前の施設見学の時から感じていたのですが、実際働いてみるととにかく職員さんの視野が広いことに驚きました。

利用者さんの自立度が高くまた行動も比較的自由にできるのに、常に誰かがどこかで見守っています。

しかも、ちょっと手がいる状況になった時に、すっと人が集まってくる。

入浴介助でも同様で、自分が介助しながらも背中で起こっている状況がわかっていて、わずかな隙間時間を無駄にしない。

また、「利用者さんの小さな変化も見逃さない」。

これは初任者研修の授業でも言われたことですが、現場を体験するとやはりよく見ておられるなあと感心します。

暇なわけではなく、忙しい中で見落とさないのはすごいなあと思います。

視野の広さと観察力。昔事務職に従事していた時に「視野が広いね」と言われたことがありましたが(自分で言ってすみません)、そんなレベルじゃなくここではもっともっと広くて深い眼が必要だと感じました。

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得たことのない満足感

相手が認知症の方でも、介助中はなるべく「今日から入りました○○です。よろしくお願いします」と挨拶するようにしていました。

そしたら「よろしくね」とか「すみませんね」とか返してくださいました。何もできない私に。

下手くそな動作で私が洋服を着せようとすると、思うように動かない手足を私がやりやすいように動かそうとしてくださる方もいました。

洋服も着終えて入浴完了となると、今度は「ありがとうございました」「ごめんなさいね」「気持ちよかった」とおっしゃいます。

私がやったことはほとんど役に立つレベルではありません。9割を先輩職員がやって、私はもたもたと1割がやっと。

なのにこの2日で私はたくさんの「ありがとう」をもらいました。

想像以上に幸せでした。

これから

結論から言うと、これからも介護の仕事を続けていきたいと思っています。

仕事に自分が生かされているような感覚になったのは初めてでした。この感覚は、これからの私の軸となる気がします。

そのためにも日々精進。介護技術、傾聴力、体力(!)・・・貪欲に求めていきたいと思います。

ありがとうございました。